現在投資といえば米国株やインデックスとイメージがあると思いますが、日本の高配当株も勉強していくと配当金を得て暮らしを豊かにすることもできます。日本は30年経済成長していないからといって勉強しないのはもったいないことをしていると思いますので、ぜひこの記事を読んで理解を深めてください。以前に日本高配当株の良さをお伝えしましたので、今回は日本高配当株について深掘りをしていこうと思います。
管理者プロフィール
投資歴4年 投資家コーギー ほたて
目標資産1億円、年間配当金収入100万円以上
インデックス投資を中心に日本高配当株や米国株も保有中
初心者でも真似できる自身の投資法を公開しています
日本高配当株とは
まず日本高配当株とは、株価に対して高い配当金が得られる株のことを言います。利益を上げた企業が株主に対して毎年配当金という名前で利益の一部、または全てを還元します。安定した企業の株を購入すると毎年安定した配当金を得られ、不労所得が得られる仕組みとなっています。高配当の基準としては配当利回りが約4%以上の銘柄のことを言います。特定口座で取引を行う場合は上場株式の配当金(大口株主以外)に対する源泉徴収税率は、合計20.315%(所得税および復興特別所得税15.315%、住民税5%)です。NISA口座で取引を行う場合は生涯で1800万円(年間つみたて投資枠120万、成長投資枠240万上限)まで税金がかからない仕組みとなります。日本高配当株はこのインカムゲインとキャピタルゲイン両方を得られる銘柄になりますが、日本の企業は現在の米国株のように右肩上がりに株価が上がる銘柄は多くないです。配当金を配るということは企業が成長し切っていることが多いので基本的にはインカムゲイン狙いで買う銘柄となります。ただし、株価が横ばいだったとしても長期保有することにより継続的なインカムゲインが得られ、かつ現金が必要な時は売却してキャピタルゲインも得られる優秀な株式となります。
2025年日本高配当株配当予想ランキングトップ3
1位:4310 ドリームインキュベータ 予想配当利回り18.2%
事業創造支援や成長戦略立案支援を行うビジネスプロデュース事業、及びスタートアップ企業等への投資育成を行うインキュベーション事業を行っています。配当月3月
ドリームインキュベータ年間配当額
2016年 | 12円 |
2017年 | 3円 |
2018年 | 26円 |
2019年 | 0円 |
2020年 | 0円 |
2021年 | 0円 |
2022年 | 0円 |
2023年 | 191.11円 |
2024年 | 128円 |
2025年(予想) | 423円 |
2位:3205 ダイドーリミテッド 予想配当利回り11.62%
ダイドーリミテッドグループは衣料事業と不動産賃貸事業を主な事業として展開しています。配当月3月
ダイドーリミテッド年間配当額
2016年 | 15円 |
2017年 | 10円 |
2018年 | 10円 |
2019年 | 5円 |
2020年 | 2.5円 |
2021年 | 0円 |
2022年 | 0円 |
2023年 | 2円 |
2024年 | 2円 |
2025年(予想) | 100円 |
3位:5950 日本パワーファスティング 予想配当利回り9.65%
主にねじ、ナット、金具等の建築用ファスナー、締結するツール(工具)を製造販売する事業と自動車及び家電向けの部品を製造販売する事業を行っています。配当月12月
日本パワーファスティング年間配当額
2016年 | 3円 |
2017年 | 5円 |
2018年 | 0円 |
2019年 | 0円 |
2020年 | 0円 |
2021年 | 5円 |
2022年 | 2.5円 |
2023年 | 0円 |
2024年(予想) | 25円 |
過去には高配当を実施した次の年に配当廃止をした企業もあるので注意が必要だよ!
番外編
5259 BBDイニシアティブ 株主優待利回り11%越え
企業向けクロステック(既存の産業とAIやIoTなどの先進的なテクノロジーを結びつけて生まれた新しい製品やサービス、取り組み)プラットフォーム(サービスやシステム、ソフトウェアを提供・カスタマイズ・運営するために必要な共通の土台となる標準環境)の提供等を営む会社です。
◆新設されるBBDイニシアティブの株主優待の詳細 | |||
基準日 | 保有株式数 | 保有期間 | 株主優待内容 |
3月末 | 500株以上 | ー | デジタルギフト2万円分 |
9月末 | 500株以上 | 1年未満 | デジタルギフト2万円分 |
1年以上 | デジタルギフト3万円分 | ||
2年以上 | デジタルギフト4万円分 | ||
3年以上 | デジタルギフト5万円分 |
2024年11月に発表された株主優待が話題を呼んでおり、上記表の通り500株以上を保有すると3月末に2万円分のデジタルギフト(AmazonギフトカードやPayPayライトマネーなど)がもらえ、保有年数によって9月末にもデジタルギフトがもらえる発表がありました。それにより発表後すぐに株価が上がりストップ高になり、株価の上昇にもつながり、短期的にインカムゲインとキャピタルゲインの両方が得られる個別株に成長しました。ただし、こういった異次元の利回りがある銘柄は話題作りのために新設し、新設から数年で株主優待や配当が中止になる可能性もあるので注意が必要です。その場合は株価も下がり株主優待や配当も中止になるので売り時を間違えれば大きな損失につながりますので、初心者の方にはおすすめできません。
まとめ
異次元の配当や株主優待を設立する会社はありますが、過去を確認すると長続きしていないことがほとんどです。もし購入を検討しているのでしたらほぼ毎日購入した銘柄を観察し、悪いニュースが出たらすぐに売るなどの対策が必要になります。まだ投資をはじめていない方や投資をはじめてまもない方にはあまりおすすめできない銘柄となっております。ハイリスク・ハイリターンではなく、ローリスク・ローリターンからはじめてみましょう。
基盤がしっかりしている企業を選んで、一生寄り添っていくくらいの気持ちで株は買うことをおすすめするよ!
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