この記事では

昔飼ってた犬が食べてたドッグフードが余ってるけど、今飼ってる犬にあげていいのかな?



試供品でもらった小分けのドッグフードの賞味期限が切れてるけど、もったいないしあげちゃダメかな…?
などの疑問がある人のための記事です。
私もそうですが、ほとんどの人は多少の賞味期限切れくらいでしたら食べてしまうと思います。
ですが、愛犬となると少しでも躊躇してしまう気持ちもすごくわかります。
愛犬の体調不良は99%飼い主の責任になるので、少し大袈裟ですが愛犬を危険に晒すのは避けたいところです。



確かに危険は避けてあげたいけど、少ししか賞味期限切れてないし勿体無いからあげても大丈夫じゃないかな…?
こういう葛藤を持っている人はこの記事で全て解決して行きますので、ぜひ最後までみていってください。
それではスタート!


ドッグフードの賞味期限とは?消費期限との違いを理解





そういえば、賞味期限と消費期限ってどう違うの?
こう疑問に思う人も多いかと思います。
私も初めは、どっちがどっちだがわかっていませんでした。
人の食べ物でも共通して使える知識となっていますので、ぜひこの機会に理解して活用して行きましょう。



これを覚えるだけで、食べてもいいかどうかを瞬時に判断することができるようになるよ!
賞味期限の定義
賞味期限とは、食品がおいしく食べられる期間を示す日付のことを指します。
一般的には
- ドライフード:約6ヶ月〜2年
- ウェットフード:約1〜3年
で設定されていることが多いです。



じゃあ、これを越えなければ品質が落ちずにおいしく食べられるんだね!
確かにそうなのですが、これには注意点があります。
賞味期限の定義として、未開封で適切な保存条件で保管した場合に限るのです。



えっ、じゃあ開けたらその期間は無効になるってこと!?
定義ではそうなりますね。
なのでよく見ると、「開封後は速やかにお食べください」などの文言が書いてあるはずです。
ここからは私の見解になるのですが、賞味期限とは結構厳しめに設定されているので、多少超えてたとしても問題ないと考えます。
ただし、食べる際は自己責任でお願いしますね。(私は運よくお腹を壊したことは一回もありません。)
消費期限の定義と賞味期限との違い
消費期限とは、食品を安全に食べられる期限を示す日付のことを指します。



なるほど、おいしく食べれる期間と安全に食べれる期間で違うんだね?
そうなんです。
賞味期限はおいしく食べれる期間、消費期限は安全に食べられる期間になっているのです。
ここでの安全に食べられる期間とは、食べても体調を悪くしない期間ということになります。
ドッグフードとしては、通常「賞味期限」が記載されていることが多いですが、中には消費期限が記載されているものもありますので注意して行きましょう。
みなさん共通の認識として、食材は必ず劣化していきます。
これはドッグフードにも共通して言える事なので、愛犬のためにも正しい知識を身につけましょう。
賞味期限切れドッグフードは安全?リスクを解説





賞味期限と消費期限の違いは理解できたけど、結局食べても大丈夫なの?
保存状態や期間によって安全性が異なりますので、食べてもいいかは一概に言えないのがもどかしいところです。
ですが、具体的な判断基準をお伝えしますので参考にしてみてください。



ちなみに僕は、自分の食べる分には多少超えてても気にしないけど、愛犬のこととなると途端に厳しくなるよ!
食べても大丈夫?安全性の判断基準
賞味期限切れのドッグフードを与える前に、以下のチェックポイントを確認しましょう。
- 期限切れからどれくらい経ってるいるか
- 見た目や匂い
- 保存状態
- フードの種類



なかなかチェックする項目が多いね。
賞味期限切れを安全に愛犬にあげるためなら少ないものですよ。
期限切れの期間としては、数日〜1ヶ月程度なら適切に保存されている状態であれば比較的に安全性は高いです。
見た目や匂いとしては、「変色」「カビ」「異臭」がないかをチェックしてください。
保存状態は、未開封で適切な環境であることがベストですが、開封済みでも冷蔵保管されていたかなどを確認してください。
フードの種類としては、ドライフードは比較的に長持ちしますが、ウェットフードは品質が落ちやすいです。
上記4点をしっかりと確認し、少しでもおかしいと感じたものがある場合は、愛犬のために潔く捨てましょう。



勿体無いなぁ…。
その気持ちもわかりますが、体調を崩して病院に行く方がお金はかかります。
愛犬の健康が第一であるので、そこだけは見失わないようにしてあげましょう。
期限切れのリスク:犬の健康への影響
賞味期限が切れると、以下のリスクが生じる可能性があります。
- 栄養価の低下
- 酸化による品質の低下
- カビや最近の繁殖
- 消化器系のトラブル
栄養価の低下とおいしくないだけならばそこまで大きな問題ではありませんが、体調が悪くなる可能性があるため油断できません。
ドライフードに関しては油脂の酸化により品質が低下し、下痢や嘔吐など消化器系に悪影響を与える場合があります。
カビや最近の繁殖については論外ですね。
体調が悪くなるどころか、生命に危険を生じる可能性も0ではありません。



生命に危険って、それは大袈裟じゃないの?
これが大袈裟でもなんでもないのです。
毒素を発生させるカビもありますし、細菌に関しては敗血症という感染が血液中に広がる病気になる可能性もあります。
期限切れドッグフードに関しては、あげる後悔よりあげない後悔にした方が私はいいと思いますので、冷静に判断をしてください。
薬剤師としての見解:どのくらいなら食べても大丈夫?
薬剤師である私の意見としては、期限切れに関してはあげないほうが無難であると考えます。
室内に保管していたとしても、気温や湿度は日々変化しているものです。
素人目から見たら、劣化しているのかしていないのかを判断するのは、とても難しいと思います。
未開封品で賞味期限が切れてから数日しか経ってないもの以外は、基本的に捨てて愛犬にあげないようにしましょう。
未開封品で賞味期限が数日しか切れてなかったとしても、一度に大量にあげるのは避けましょう。
必ず少量から試し、愛犬の体調に変化がないかを確認しながら徐々に増やして行きましょう。
ドッグフードの正しい保存方法で品質を長持ちさせる


賞味期限切れのリスクを最小限に抑えるためには、賞味期限が切れる前に食べ切ればいいのです!



この飼い主は、何当たりまえのこと言ってんだ?
確かに当たり前のことですが、これが結構大事なんですよね。
賞味期限を守るのは大前提として、適切な保管方法も大事になってきます。
ドライフードとウェットフードそれぞれの保存方法を詳しく解説して行きます。
ドライフードの保存方法
ドライフード保存方法のポイントとしては
- 密閉容器を使用
- 冷暗所で保管
- 小分け保存
- 開封後のすぐに使い切る
があります。
結構当たり前のことかもしれませんが、この4つを守っていれば品質が下がることは限りなく低くなります。
ドライフードがメインで与えていて、5kgや10kgの大容量で買う人も多いと思います。
毎日の食事が愛犬の体を育てていくので、保管方法は妥協せずに考えてあげましょう。



うちのコーギーもメインはドライフードで、大容量で買っているから上の4つは常に意識して保存しているよ!
ウェットフードの保存方法
ウェットフードはドライフードよりも足が早いのでより注意が必要です。
ドライフードの注意点と基本的には似ているのですが、違うところと言えば
- 開封後は冷蔵庫で保存する
- 容器を移し替える
になります。
ウェットフードは水分が多く含まれているため、ドライフードに比べて生の食材に近い構造となっています。
このため、開封後は必ず冷蔵庫で保管して、早めに食べ切るようにしましょう。
また、ウェットフードは缶に入っていることが多いので、缶のまま放置すると錆や金属の匂い移りが起こる可能性があります。
開封後はガラスやプラスチックの容器に入れ替えて保存しましょう。
ドッグフードを無駄にしないための賢い購入・管理方法


ここまで賞味期限切れのリスクや保存方法などを紹介してきましたが、ここからは賞味期限切れを起こさないための管理方法を紹介して行きます。
小型犬〜大型犬、犬種によっても食べる量は異なってくると思いますので、まずはそこから把握するようにしましょう。
大体の目安ですが
- 小型犬:2〜5kg/月
- 中型犬:5〜10kg/月
- 大型犬:18〜30kg/月
になりますので、ここから考えて愛犬の食べる量を細かにチェックして行きましょう。



これ以上過剰に買い込みすぎると賞味期限のリスクが高まるよ。
まとめ買いを賢く活用する
賞味期限切れを無くし、コストを抑えるためにまとめ買いをする場合は以下のポイントを意識しましょう。
- 賞味期限の長い商品を選ぶ
- 小分けパックを選ぶ
- 定期購入サービスを選ぶ
愛犬が月にどれくらい食べるかを把握している家庭は、断然定期購入サービスがおすすめです。
買いに行く手間も省けますし、自動的に注文してくれるのでわざわざ注文する手間もありません。



定期購入サービスって思ったよりも多く届いちゃって余る気がするんだよね…。
そうしたら定期購入の期間を長くしたり、最悪解約すればいいんです。
普段の煩わしさを考えれば、解約の一時のめんどくささを差し引いてもお釣りがくると個人的には思います。
まだやったことない人は、一度定期購入を試してみてください。
期限切れのドッグフードの対処法と活用アイデア
上記で紹介したポイントを注意しても賞味期限を切らしてしまった場合の活用方法もご紹介します。
- トレーニング用のおやつにする
- 手作りごはんの材料にする
- 保護団体に寄付をする
トレーニング用のおやつにすれば少量なのでお腹を壊す心配も少ないですし、手作りごはんの材料にする場合は味が少し落ちていても食べてくれることが多いです。
ほとんどの団体は賞味期限切れのドッグフードの寄付を受けて入れてませんが、中には1〜3ヶ月切れているくらいだったら寄付できる団体もあります。
もし期限切れのドッグフードを寄付したいと思う方がいる場合は、近くの保護団体に問い合わせてみましょう。
愛犬の健康を守るためのドッグフード選びのポイント


賞味期限切れを防ぐといっても、保存料もりもりで賞味期限を長くしたドッグフードであってはいけません。
愛犬の毎日の食事は、愛犬の将来の病気に直結しています。
品質の高いドッグフードを選ぶことも重要でありますので、フード選びのポイントを一緒に確認して行きましょう。
ポイント①原材料と添加物のチェックする
添加物は入っていないものが一番好ましいです。
中でも酸化防止剤の種類は重要で、天然由来のビタミンEなどを使用しているフードは安全性が高いので確認してみましょう。
添加物の他にも、肉や魚が主成分で穀物や人工添加物が少ないフードを選ぶようにしましょう。
人間もカップラーメンばっかり食べてたら不健康になります。
これと一緒で、犬も人工物ばかり食べていると病気になる確率が上がってしまいます。
さらに詳しく言えば、アメリカ飼料検査官協会(AAFCO)の栄養基準を満たしているフードを選ぶようにしましょう。
このポイントを意識するだけで、愛犬が健康で長生きする可能性がグッと上がりますので、毎日のごはんには妥協せずお金をかけてあげましょう。
ポイント②愛犬の体質に合わせたフードを選ぶ
次のポイントとして、愛犬にあったフードを選ぶようにしましょう。
年齢やサイズ、アレルギーの有無から健康状態と、愛犬が100匹いたら100通りの体質を確認しなければいけません。



そんな年齢に合わせて考えなければいけないなら、大変すぎて私が犬を飼うのは不可能だわ…!
確かにフード選びは大変ですが、そこまで悩む必要はありません。
「年齢に合わせてフードを選ぶ=毎年フードを変えてあげなければいけない」というわけではないからです。
大体80点以上のパフォーマンスを出してくれるフードを見つければ、大きな変化がない場合そのフードを与え続ければいいからです。
大きな変化があった場合はフードから見直してあげると解決することが多いので、愛犬の健康チェックは欠かさないようにしましょう。
ポイント③信頼できるブランドを選ぶ
最後のポイントとして、自分が信頼できるブランドを見つけましょう。



信頼できるブランドって…、そんなこと言われてもどこがいいかわからないよ。
そういった方のために、私のおすすめのドッグフードを紹介しますので参考にしてみてください。
ネルソンズドッグフード

こちらのドッグフードは
- グレインフリー(穀物不使用)
- チキン50%以上配合
- こだわりの素材を使用
- 着色料・香料不使用
イギリス国内で100万袋売り上げを達成しており、96%の獣医師が「中型・大型犬に良い商品だと思う」と回答しています。
小型犬が食べやすい楕円形の小粒

こちらのドッグフードは小粒で食べやすく、小型犬におすすめとなっています。
また、毎日の食事から本気で20歳を目指しているドッグフードであり、99.3%の獣医師が「小型犬が食べるのに適している粒」と回答しています。
合成保存料、合成着色料、合成香料、酸化防止剤、小麦グルテン不使用で、関節サポートをしてくれるごはんとしては唯一無二かもしれません。
プレミアムドッグフード『モグワン』

こちらのドッグフードは、手作りレシピを実現したドッグフードになっています。
テレビでも紹介され、97%の獣医師が「犬にとって良い栄養バランスである」と回答しています。
さらにユーザーアンケートでも、97%が「愛犬の健康に役立ちそう」と回答しています。
- ヒューマングレード
- チキンとサーモンを56%以上配合
- グレインフリー(穀物不使用)
- 香料・着色料不使用
と安全・高タンパクを実現していますので、一押しのドッグフードとなっています。



愛犬と長く健康で一緒にいるためには、みんなが思っている何倍も毎日の食事は大切だから気をつけてね。
まとめ:愛犬の健康のために正しい知識と管理を身につけよう


いかがでしたでしょうか。
ドッグフードの賞味期限切れは、保存状態や期限切れからの期間によって安全性が異なってきます。
見た目や匂いに異常がなければ少量を与えて様子を見ることができますが、愛犬の健康を最優先にするなら、賞味期限内の新鮮なフードを与えるのがベストです。
適切な保存方法や購入量、品質などの管理を徹底し、賢くドッグフードを管理することで、愛犬の健康守りつつも無駄を減らすことができます。
愛犬が毎日元気で幸せに過ごせるようにすることは、飼い主である私たちの重大な任務です。
正しい知識を身につけて、実践・アウトプットをしていきましょう。
以上、この記事が皆さんの愛犬の健康維持に役立てれば幸いです。
また別の記事でお会いしましょう!


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