今回は、配当金を重視した投資スタイルをお考えの方に向けて、「日本高配当株」について詳しく解説します。日本高配当株でもらえる配当金は長期投資での収入源として、非常に魅力的な不労所得となります。安定した利益を得るためのポイントを一緒に見ていきましょう!
管理者プロフィール
投資歴4年 投資家コーギー ほたて
目標資産1億円、年間配当金収入100万円以上
(※2025年1月時点で年間配当金約22万円)
インデックス投資を中心に日本高配当株や米国株も保有中
初心者でも真似できる自身の投資法を公開しています
高配当株とは?
高配当株とは配当利回りが高い株のことを言います。配当利回りの計算式は以下の通りで表せます。
1株2000円で100円の配当金がもらえるとすると、配当利回りは5%になるよ!
まず日本高配当株とは、株価に対して高い配当金が得られる株のことを言います。利益を上げた企業が株主に対して毎年配当金という名前で利益の一部を現金として渡します。配当金は不労所得が得られる仕組みとなっており、高配当の基準としては配当利回りが約4%以上の銘柄のことを言います。特定口座で取引を行う個人投資家の場合は、源泉徴収税率は、合計20.315%(所得税および復興特別所得税15.315%、住民税5%)になります。NISA口座で取引を行う場合は1800万円(年間つみたて枠120万円、成長投資枠240万円)まで税金がかからない仕組みとなります。
高配当株はインカムゲイン(配当金など)とキャピタルゲイン(売却益)両方を狙える銘柄になりますが、日本の企業は現在の米国株のように右肩上がりに株価が上がる銘柄は多くなく、配当金を配るということは企業が成長し切っていることが多いので基本的にはインカムゲイン狙いで買う銘柄となります。ただし、株価が横ばいだったとしても長期保有することにより継続的なインカムゲインが得られ、かつ現金が必要な時は売却してキャピタルゲインも得られる優秀な株式となります。
日本高配当株は買い時と銘柄選定が必要になるため、上級者向けの投資スタイルになるよ!
高配当株のメリット
高配当株にはとても魅力的なメリットがあります。高配当株をはじめる人はメリットを理解した上ではじめましょう。
安定収入が期待できる
過去を見てみると安定している高配当株は、世界経済が停滞している時期でも配当金を減配せずに出してくれています。過去からみても今後も安定して配当金がでる可能性が高いので安定収入が期待できます。株価は一時的に下がることもありますが、時間が経てば適正な株価に戻ることが多いので一喜一憂せずに淡々と投資をしましょう。
株価下落にも対応できる
過去をみても投資をやっていると株価が下落する時期がくる可能性が高いです。暴落時にインデックスファンドのみ保有していると資産が急激に減るかつ、配当金として定期的に入金がないため慌てて手放す人も少なくありません。高配当株では株価が下落しても配当金という防衛資金が毎年手に入るので、慌てずに長期投資が可能になります。株価は適正な基準に落ち着くと言われておりますので、配当金を手に入れつつ株価が戻るのを慌てず待ちましょう。また下落時は投資のゴールデンタイムと言われていますので、下落時は追加投資を検討しましょう。
配当金を自由に使える
配当金は再投資するもよし、生活資金にするのもよし、浪費として旅行などに行くのもよしと自由に使えます。その年の景気やライフイベントなどによってお金の使い道が変わってくると思いますが、その時に配当金は柔軟性が高く、どのような使い方をしても間違いではありません。株式を持っているだけでもらえる不労所得として手に入りますので、自分の人生を豊かにするような使い方を検討しましょう。
僕は現在のキャッシュフローを豊かにするために高配当株をやってるから、基本的に旅行などの経験に使うようにしてるよ!今しかできないこともあるから今を後悔しないように活用しよう!
高配当株のデメリット
高配当株はメリットだけではなくデメリットもあります。デメリットも把握した上で投資を検討しましょう。
減配リスク
企業成績が悪くなると配当金が減配される可能性があります。減配とは配当金が減らされることになりますので、不労所得が減ることになります。最悪の場合、無配になる可能性もあるので安定した企業を選んで投資を行いましょう。
成熟企業が多い
配当金を払うということは、これ以上企業の成長が見込めないため株主に還元している可能性が高いです。ただ、急激な株価上昇が起こりづらいだけで安定的な配当金を毎年出している企業は、それだけで株価が徐々に上がる傾向があります。成熟企業はデメリットの面もありますが、長期投資家にとってはメリットの部分も多くあります。
投資金額が必要になる
配当金は基本的に4%前後になる可能性があるので、100万円投資したとしても年間配当金は4万円になります。毎月5万円、毎年60万円の配当金を得ようとすると単純計算で約1500万円の投資金額が必要になります。一括投入を考えず、長期でコツコツと積み上げていきましょう。
高配当株を選ぶポイント
高配当株投資はインデックス投資と違いタイミング投資になります。毎月決まった積立投資はあまりおすすめしないので、高配当株銘柄を選ぶポイントを見ていきましょう。
配当性向を確認する
配当性向とは、企業の利益のうちどれだけを配当に回しているかを示す指標になります。基準として50%以下の企業を選ぶのがいいでしょう。50%以下だと企業に余裕があり、来季以降も配当をもらえる可能性が高いと考えられます。配当性向が30%〜40%の企業は来季に増配する可能性もあるのでおすすめです。配当性向が高すぎる場合は、無理をして配当を支払っている可能性があるので急に配当を中止にする可能性がるので注意が必要です。
安定した業績の企業を選ぶ
長期的に安定した利益を出している企業は、減配のリスクが低く、配当金も持続的に支払われる可能性が高いです。少なくても過去10年の増配記録や減配記録なども見てみましょう。過去に連続増配を記録している企業は安定的で保有する価値がありますので検討してみましょう。
株価と配当利回りを確認する
配当金は1株あたりに何円と決まっているので、株価の上下により配当利回りが変化します。高配当株と言われている銘柄は配当利回りが4%以上の銘柄になりますが、必ず4%以上を選ぶ必要はありません。だいたい3%以上5%未満を基準に銘柄を探しましょう。株価に関しては何かの拍子に株価が上がったり下がったりします。株価が下がった状況でも企業に深刻なダメージがあるような下落でなければバーゲンセールになりますので、購入を検討してみましょう。
僕はリベシティの両学長が配信している高配当株マガジンを参考に銘柄選定をしているよ!そこから現在のファンダメンタルや需給を考えて投資先を選んでるよ!リベシティは初めの1ヶ月は無料で体験できるから試してみるのも一つの手だね!
引用元:リベシティ公式サイト
投資家コーギーが保有している日本高配当株
5803 フジクラ
電力会社向けに電力ケーブルや産業用ケーブルなど、電力インフラに必要不可欠な製品を提供しています。2024年11月25日にeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の銘柄選定に選ばれました。
年間配当額 配当月3月
2016年 | 8円 |
2017年 | 10円 |
2018年 | 14円 |
2019年 | 12円 |
2020年 | 5円 |
2021年 | 0円 |
2022年 | 10円 |
2023年 | 30円 |
2024年 | 55円 |
2025年(予想) | 55円(予想) |
僕はオルカンに選ばれる前に購入していたよ!10株だけしか保有していないけど、株価も上がってキャピタルゲインも得ている理想の状態だよ!
3003 ヒューリック
不動産の所有、賃貸、売買、仲介などを行う不動産デベロッパーとして企業を展開している。不動産投資や不動産開発なども積極的に行っています。株主優待も魅力的でしたが、2025年以降は300株以上2年以上保有した株主にのみ6000円相当の商品を贈呈に変更になったため、株主優待改悪で株価が下がっています。
年間配当額 配当月12月
2016年 | 17円 |
2017年 | 21円 |
2018年 | 25.5円 |
2019年 | 31.5円 |
2020年 | 36円 |
2021年 | 39円 |
2022年 | 42円 |
2023年 | 50円 |
2024年(予想) | 54円 |
長期保有が目的だから株主優待の改悪は特に気にならないね!僕は100株保有しているけど、将来的に300株まで買い増そうと考えてるよ!
7203 トヨタ自動車
自動車の製造、販売を行っている自動車メーカーであり、自動車世界販売台数は世界1位を記録しています。2024年12月にトヨタがROE目標を20%にすると発表したため、株価が上昇しています。
年間配当額 配当月3月
2016年 | 42円 |
2017年 | 42円 |
2018年 | 45円 |
2019年 | 45円 |
2020年 | 45円 |
2021年 | 48円 |
2022年 | 52円 |
2023年 | 60円 |
2024年 | 75円 |
世界のトヨタだけあって配当金が連続増配を記録しているね!安定的な投資先として優秀な企業だと思うよ!今のところ一生持ち続けようと思っている銘柄の一つだね!
まとめ
日本高配当株は安定した配当収入を得られるため、安定的な企業選びと長期的な投資が必要になります。投資タイミングや銘柄選定を間違えれば元本割れが起こったり、配当金が減配や無配になり損失が生じる可能性もあります。投資をはじめて間もない人は手間が少ないインデックスファンドからはじめてみるのも一つの手です。高配当株はある程度知識と投資経験を得てから手を出すことをおすすめします。
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