日本高配当株は、ある程度タイミング投資になるから注目すべき用語をまとめたよ!ぜひこの記事を読んで、配当による不労所得を得る勉強をしよう!
管理者プロフィール
投資歴4年 投資家コーギー ほたて
目標資産1億円、年間配当金収入100万円以上
インデックス投資を中心に日本高配当株や米国株も保有中
初心者でも真似できる自身の投資法を公開しています
インカムゲインとキャピタルゲイン
ここで日本高配当株を勉強していく上で必ず目にするのがインカムゲインとキャピタルゲインという言葉です。まずは基本の用語を説明します。
インカムゲイン
インカムゲインとは資産を保有し続けることで継続的に受け取れる収入のことを言います。株でいう配当金のことを指し、不労所得の一部となります。1000円投資して配当金として100円もらったとすると、このもらった100円がインカムゲインになります。
キャピタルゲイン
キャピタルゲインとは株式などの資産を売却することで得られる利益(売却差益)のことを指します。1000円で買った株を1100円で売ったとすると、利益の100円がキャピタルゲインになります。
基本的に株価が上下しても持ち続けて、半永久的にインカムゲインの配当金をもらうことをおすすめしているよ!
PER (株価収益率)とPBR (株価純資産倍率)とROE (自己資本利益率)
PER (株価収益率) | 株価が1株あたりの純利益(EPS)の何倍になっているかを示す指標 |
PBR (株価純資産倍率) | 株価が1株あたり純資産(BPS)の何倍まで買われているかを見る指標 |
PER (株価収益率)
PER (株価収益率)は企業の利益が評価の基準になっており一般的に15倍が基準値になります。この数値を見ると、「15倍以下だと割安、15倍以上だと割高」とわかります。長期的な株価の評価に有効と言われています。ただし15倍はあくまで基準であるので、より詳しく調べたい人は同じセクターで比べて割安か割高かを確認しましょう。
PBR (株価純資産倍率)
PBR (株価純資産倍率)は企業の資産価値が評価の基準になっており一般的に1倍が基準値と言われています。この数値を見ると「1倍以下だと割安、1倍以上だと割高」とわかります。短期的な株価の評価に有効と言われています。
PER (株価収益率)とPBR (株価純資産倍率)の使い方
わかりやすく説明すると、どちらも数値が低い場合は買い時、数値が高い場合は買い時ではないということになります。ただここで大事になってくるのは、同じ業種で現在の数値が割高か割安かを判断することです。1倍や15倍というのは基準値に過ぎないので盲信せずに色々な株のPER (株価収益率)、PBR (株価純資産倍率)を見ていきましょう。株価は適正な基準に戻ると言われておりますが、不正などで信用が下がった場合は株価が戻らないこともあるので、経済ニュースなども確認していきましょう。
基本的に株式は市場価値が間違ってないという前提があるけど、業績や外部要因などによって株価が上下することがあるから注意しよう!
ROE (自己資本利益率)
株主が出資したお金を元手に、企業がどれだけの利益を上げたのかを数値化したもので「企業がどれぐらい効率良くお金を稼いでいるか」を示す財務指標のことを言います。基本的に、ROE(自己資本利益率)が高いほど資本をうまく使って効率良く稼いでいる会社です。反対にROE(自己資本利益率)が低いほど経営効率の悪い会社だとわかります。
大体8〜10%が優良企業、10%以上が超優良企業だと言われているよ!
配当性向
配当性向とは、企業が税引後の利益である当期純利益から何%を配当金として株主に還元しているのかを示す指標です。企業が株主に対して利益還元の度合いを示す尺度として用いられているので、高配当株投資にとってとても大切な指標になります。高配当株についてはこちらの記事をご覧ください。
低いと株主にあまり還元していなく、高すぎると無理して還元してるから気をつけてね!僕の基準としては30%〜40%くらいの配当性向の企業がいいと思っているから参考にしてね!
ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析
ファンダメンタルズ分析 | 国や企業の財政、財務状態を示す指標に着目して 為替や株価の本質的価値を予測すること |
テクニカル分析 | 過去の値動きをまとめたチャートの値動きに 注目すること |
一般的にファンダメンタルズ分析は長期的な投資に向いており、テクニカル分析は短期的な投資に向いているといわれています。現在は長期的な株価保有が主流になっているので、ファンダメンタルズ分析の方が重要視されてきています。デイトレードなどに興味がある場合はテクニカル分析も学んでいきましょう。
ファンダメンタルズ分析
資産または企業の本質的価値を評価するために、定質的・定量的な指標(企業経営および評判、業界の健全性、時価総額、その他の経済的指標など)を可能な限り調査することを指します。ファンダメンタルズ解析を習得することで、「資産価格が過大評価されているか、過小評価されているか」を判断することができるようになります。ファンダメンタルズ解析は「資産の将来的な可能性は過去のパフォーマンス以上の要素に基づくものとなる」が根本になり、外部要因が企業またはプロジェクトのパフォーマンスに影響する仕組み、中でも即座には明白なものとはならない要因に関する評価を行うものになります。
「携帯キャリアでドコモ、au、ソフトバンクの3社が市場を独占していたが、楽天モバイルが格安で参入してきたため、3社の株価が下がるだろう。」みたいな考え方だよ!
テクニカル分析
過去の値動きをチャートで表して、そこからトレンドやパターンなどを把握して、「今後の株価」「為替動向」などを予想するものです。株価チャートは取引(投資行動)の結果としてできたものであり、過去にも似たようなパターンがあれば将来も同じようなパターンになる可能性が高いと予測します。わかりやすくいうと一回起こったからもう一回同じような動きが起こるだろうという考えです。
「A社が3年前に新しい製品を発表した際に株価が上がり、今回も新しい製品を発表したため株価が上がるとだろう。」みたいな考え方だね!
まとめ
投資は怖いものではなく、一つずつ理解して紐解いていくと将来的に味方となる可能性が高いです。これからは老後資金などを自分で貯めなければいけない時代、「老後2000万円問題」もあると言われていますので、この記事を読んで少しでも苦手感を払拭していただけたらと思います。用語を理解して投資をするのとしないのとでは失敗の確率が大きく違います。用語を少しでも覚えて投資で将来を豊かにしていきましょう。
コメント
コメント一覧 (5件)
[…] 投資用語についてはこちら([必見]投資をする上で知っておきたい投資用語8選!)で学べますので、ぜひこの記事を読んでください。 […]
[…] 日本高配当株はこのインカムゲインとキャピタルゲイン(別記事で説明こちら)両方を得られる銘柄になりますが、日本の企業は現在の米国株のように右肩上がりに株価が上がる銘柄は多くなく、配当金を配るということは企業が成長し切っていることが多いので基本的にはインカムゲイン狙いで買う銘柄となります。ただし、株価が横ばいだったとしても長期保有することにより継続的なインカムゲインが得られ、かつ現金が必要な時は売却してキャピタルゲインも得られる優秀な株式となります。 […]
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[…] まず日本高配当株とは、株価に対して高い配当金が得られる株のことを言います。利益を上げた企業が株主に対して毎年配当金という名前で利益の一部、または全てを還元します。安定した企業の株を購入すると毎年安定した配当金を得られ、不労所得が得られる仕組みとなっています。高配当の基準としては配当利回りが約4%以上の銘柄のことを言います。特定口座で取引を行う場合は上場株式の配当金(大口株主以外)に対する源泉徴収税率は、合計20.315%(所得税および復興特別所得税15.315%、住民税5%)です。NISA口座で取引を行う場合は生涯で1800万円(年間つみたて投資枠120万、成長投資枠240万上限)まで税金がかからない仕組みとなります。日本高配当株はこのインカムゲインとキャピタルゲイン両方を得られる銘柄になりますが、日本の企業は現在の米国株のように右肩上がりに株価が上がる銘柄は多くないです。配当金を配るということは企業が成長し切っていることが多いので基本的にはインカムゲイン狙いで買う銘柄となります。ただし、株価が横ばいだったとしても長期保有することにより継続的なインカムゲインが得られ、かつ現金が必要な時は売却してキャピタルゲインも得られる優秀な株式となります。インカムゲイン、キャピタルゲインの用語がわからない場合はこちらをご覧ください。 […]