ペットショップやホームセンターのドッグフードコーナーに足を踏み入れると、棚には驚くほどたくさんの種類のフードがずらり…。

「どれを選んだらいいの?」



「何が違うの?」



「愛犬のために一番良いフードはどれだろう?」
と、頭を悩ませている飼い主さんは多いのではないでしょうか。
愛犬が毎日口にするドッグフードは、その健康と長生きに直結する非常に大切な要素です。



「安全なものを食べさせたい」
「必要な栄養をしっかり摂ってほしい」
と願うのは、すべての飼い主さんに共通する想いですよね。
しかし、情報が溢れている現代では
- プレミアムフード
- グレインフリー
- 無添加
といった魅力的な言葉でマーケティングをしていることも少なくありません。
そういった言葉に惑わされず、本当に愛犬に合ったフードを見つけるのは簡単ではないのです。
そこでこの記事では、ドッグフード選びで失敗しないための基本的な知識から、パッケージ表示のチェックポイント、よくある疑問への回答まで、網羅的に解説します。
この記事を読めば、自信を持って愛犬のためのフードを選べるようになるはずです!
(この記事でわかること)
- ドッグフード選びの基本的な考え方(総合栄養食、ライフステージなど)
- ドライフードとウェットフード、それぞれのメリット・デメリット
- パッケージ(原材料・成分表示)の読み解き方とチェックポイント
- グレインフリーや無添加フードについての考え方
- 愛犬に合ったフードかどうかの見極め方
ドッグフード選びの基本:まずは知っておきたい3つのこと





色々言われても、注意事項を全部見るのは絶対に無理だわ…!
私も大量のドッグフードを前に以前は同じ気持ちでしたが、たった3つのポイントをまずは押さえるだけで、そういった悩みは解消されました。
たくさんの選択肢を前に、まずは押さえておくべき基本的なポイントを3つ一緒に見ていきましょう。
1. 「総合栄養食」であること
ドッグフード選びで最も重要なのは、「総合栄養食」と表示されているものを選ぶことです。
ドッグフードのパッケージに
- 総合栄養食の記載
- 「ペットフード公正取引協議会」の定める分析試験や給与試験の結果
- AAFCO(米国飼料検査官協会)の栄養基準を満たしている旨の記載
があるかを確認しましょう。



ペットフード公正取引協議会!?AAFCO!?何いってるかわからないよ…!
大丈夫です、これらの名前は覚えなくていいのです。
難しいことを言っているようですが、要はちゃんとした機関の基準を満たしてるかが重要ということです。
これらが明記されていれば、栄養バランスについてはひとまず安心ですので注意してみてみましょう。
2. 愛犬の「ライフステージ」に合っていること
犬は成長段階によって必要とする栄養バランスが異なります。
パピー期の時は栄養素の高いフード、シニア期の時は消化にいいフードなど、必ず愛犬の年齢に合ったライフステージのフードを選びましょう。
- 子犬(パピー): 成長期に必要な高タンパク・高カロリーで、骨や筋肉の発育をサポートする栄養素(カルシウム、リンなど)が必要。
- 成犬: 健康維持に必要な栄養バランスが考慮されたもの、活動量に応じて適切なカロリーが入っているものを選択。
- 老犬(シニア): 運動量の低下に合わせてカロリーが抑えられ、消化しやすい原材料が使われているものを選びましょう。疾患によって、関節ケア成分(グルコサミン、コンドロイチン)や抗酸化成分などが配合されているものもあります。
「全年齢(オールステージ)用」というフードもありますが、与える量を愛犬の状態や年齢に合わせて調整する必要があります。



特に子犬期やシニア期は、専用フードの方がより適している場合が多いから、なるべく専用フードを選ぼうね。
3. 愛犬の「個性・体質」に合っていること
愛犬のライフステージに加えて、
- 体のサイズ
- 活動量
- アレルギー・不耐性
- 健康状態
などの個体差も考慮しなければいけません。
小型犬、中型犬、大型犬では、顎の大きさや消化能力、必要なエネルギー量が異なったり、活発な犬と室内で過ごすことが多い犬では、必要なカロリー数が異なります。
うちのコーギーでは、小さい頃からパピー用の高カロリーのものを食べていましたが、1歳5ヶ月の成犬になった今でも同じものを食べています。
これは、毎日朝晩30分以上の散歩をしているためエネルギー消費量が多いのと、体重が12キロと、オスのコーギーにしてはそこまで体重が重くないことが要因です。



まだ先の話だけど、体重が増えてきたり、5歳以上になったら消化機能も落ちてくると思うので、フードの種類を変えようと考えているよ。
体のサイズや活動量の他にも、アレルギーや健康状態に合わせてフード変えるのも大切です。
うちのコーギーも、散歩をして帰ってきた時に口元が赤いことがしょっちゅうあります。
獣医師に相談したところ、原因は特定できなかったのですが、「何かしらのアレルギーを持っているね」と言われました。
そこから、愛犬の食べるものは、アレルギー表記を注意深く確認するようにしました。
- 添加物が入っていないか
- アレルゲン物質が多量に含まれていないか
- 新しくあげるものは少量ずつ与えて様子を見る
- なるべく原材料がメインだけのものを選ぶ
私の思考としては、
原材料がメインだけか→添加物が入ってないか→アレルゲン物質が含まれていないか
の順で優先順位をつけています。
一番安心なのが、与えたことのある原材料がメインの食材だけのものなので、積極的にそれを選ぶようにしています。



原材料がメインだけのものってどんなの?
実際に私がうちのコーギーにあげているのは
※本ページはプロモーションが含まれています
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原材料がさつまいものみのおやつと、原材料が動物の骨のみのおやつをあげています。
鹿骨の他にも豚の骨や鶏と軟骨なども、うちのコーギーは大好きなので定期的にあげていますね。
こちらは、余分な着色料や保存料などの添加物も入っていないので安心ですが、開封したら冷蔵庫保管などが必要になるので注意してください。
ドッグフードの種類と特徴:ドライがいい?ウェットフードがいい?


市販のドッグフードには、主にドライタイプとウェットタイプがあります。
ドライフードとウェットフードの特徴を理解して、愛犬にあった選択をしてあげましょう。
それぞれの特徴としては
ドライフード(カリカリ)
- メリット: 保存性が高く、開封後も比較的長持ちし、価格が手頃なものが多い。硬い粒を噛むことで歯垢が付きにくい効果も期待できる(ただし歯磨きは別途必要)。栄養価が高い。
- デメリット: 水分含有量が少ない(約10%以下)ため、飲水量が少ない犬は水分不足になりやすい。嗜好性がウェットフードに劣る場合がある。
ウェットフード(缶詰・パウチ)
- メリット: 水分含有量が多く(約75%以上)、食欲がない時や飲水量が少ない犬の水分補給にも役立つ。香りが強く、嗜好性が高い傾向がある。柔らかくて食べやすい。
- デメリット: 開封後の保存期間が短い。ドライフードに比べて価格が高め。歯垢が付きやすい。
うちのコーギーは、基本的にドライフードをメインであげているのですが、たまに食べないことがあるので、その時にウェットフードを混ぜてあげると食べます。
食いつきを見ている限り、やはりウェットフードの方が美味しそうですね。
なので、うちのコーギーは
- 基本的な食事はドライフード
- 食欲がない時や特別なご褒美の日はウェットフード
- 夏場など水分補給をさせたい時は定期的にウェットフード
などの使い分けをしています。
ただここで注意点もあって、ドライフードを食べないからウェットフードをあげていると、そのうち



このご飯よりも後に出てくるご飯のほうが美味しいから、これは食べないでおこ〜っと!
と、わがままになってしまいます。
なので、うちもドライフードをだして食べなかったら30分ほどで一旦回収してしまいます。
甘やかすことと臨機応変にやることは違いますので、そこは注意が必要ですね。
パッケージの読み解き方:原材料と成分表示をチェックする


フードの品質を見極める上で重要なのが、パッケージに記載されている「原材料」と「保証成分」の表示です。
愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律(通称:ペットフード安全法)によって
- 名称
- 原材料名
- 賞味期限
- 原産国名
- 事業者名及び住所
の表示項目が義務付けられています。
これらを確認することは、長期的にみて、愛犬の健康寿命を伸ばすきっかけとなりますので、一緒に見ていきましょう。
1. 原材料リスト:何から作られている?
原材料の表記は、使用されている重量の多い順に記載されています。
最初の数項目(主原料)に何が使われているかをチェックしましょう。
主なたんぱく質源として、
- チキン(鶏肉)
- ラム(羊肉)
- サーモン(鮭)
など、具体的な肉や魚の種類が明記されているものが望ましいです。
中には、「ミートミール」「家禽ミール」などの表記がありますが、様々な部位が混合されている可能性がありますので注意しましょう。
穀物(グレイン)表記があるフードは、主に
- トウモロコシ
- 小麦
- 米
- 大麦
などが使われています。
穀物アレルギーを持っている子は、グレインフリーのフードを選ぶようにしましょう。
最後に私が一番重要視している添加物ですね。
添加物の種類として
- 酸化防止剤
- 保存料
- 着色料
- 香料・風味増強剤
- 安定剤・増粘剤
などがあります。
個人的には、着色料や香料はいらないと考えています。
犬は見た目で食べ物を判断していないですし、犬の嗅覚は人間の約1,000〜10,000万倍と言われていますので、素材の匂いを嗅ぎ分けるなんて朝飯前です。
なので、着色料や香料は、



これは美味しそうに見える!



これは美味しそうな匂いがするから美味しいに決まってる!
など、人間が購入する判断のために添加しているといっても過言ではありません。
「短期的に少量」であれば、そこまで影響しないと考えますが、「長期的に大量」で考えると、愛犬の健康寿命に関係する可能性があるので注意が必要です。
2. 保証成分(成分分析表示):栄養バランスを確認しよう
フードに含まれる栄養成分お最低値(以上)または最高値(以下)を示しており、
- 粗たんぱく質 (最低含有量)
- 粗脂肪 (最低含有量)
- 粗繊維 (最大含有量)
- 水分 (最大含有量)
などの表記があります。



たんぱく質とか脂肪はわかるけど、粗ってどういう意味?
「粗」という表現は、分析方法に基づく簡易的な測定値を意味します。
簡単言えば、純粋な成分だけではなく、他のものも混ざっていることを指すのです。
粗たんぱく質で言えば、たんぱく質だけではなく、窒素などの含む化合物全体を指します。
なので、大まかに言えば
- 粗たんぱく質 →たんぱく質
- 粗脂肪 →脂質
- 粗繊維→食物繊維
- 水分 →水分量
と考えていただいても問題ありません。



じゃあ、たんぱく質が多いものを選べばいいんだね?
ここで大切になってくるのが、「%」だけを見て、フードの良し悪しを判断するのは早計です。
原材料の質や他の栄養素とのバランスが非常に重要です。
また、ドライフードとウェットフードの成分値は水分量が違うため、単純比較はできませんので注意しましょう。
手作りレシピを実現!一押しドッグフードを紹介


私の圧倒的一押しドッグフードを紹介させていただきます。
プレミアムドッグフード『モグワン』

こちらのドッグフードの特徴として、
- 手作り食”の発想から生まれたオリジナルレシピ
- ヒューマングレードの厳選食材を使用
- グレインフリー(穀物不使用)でアレルギー対策
- 動物性タンパク質50%以上の高配合
- 人工添加物(香料・着色料)不使用
- 愛犬の健康を支える多彩なサポート成分
- 徹底した品質管理と信頼の製造体制
など、たくさんのメリットが得られます。
まさにこのドッグフードは、愛犬のことを細部まで考えられた商品であると私は考えます。
少しでも愛犬の不調などで困っている人は、ぜひ思い切って変えてみてください。



美味しい食事がいいワン!
まとめ:愛犬の健康は毎日の食事から整えよう


日々の食事は、愛犬の身体を作り上げていきます。
- 涙やけ・目やに
- 毛艶
- 筋肉・骨の健康
- 快便
上記の項目が一つでも納得いかない人は、ドッグフードを変えてみてください。
うちのコーギーも、以前に2週間ほど熱が出て大学病院まで行ったこともありますが、食事を変えた今ではとても元気に過ごしています。
人間もそうですが、あなたが思っているよりも日々の食事はとても大切です。



でも、商品がたくさんあって決めきれないよ…。
確かに大量にある商品の中から、愛犬にあったドッグフード選びは本当に大変だと思います。
でも、基本的な知識を身につけ、パッケージ表示をしっかり確認し、そして何より愛犬の様子を注意深く観察すれば、きっと最適なフードを見つけることができるはずです。
もし自分で探すのが面倒だと言う人は、私が紹介したドッグフードを試してみてください。
日々の食事を良質なものに変えることは、愛犬と健康に暮らす未来を長く保ってくれる可能性が高いです。



ドッグフードに笑うものは、ドッグフードに泣く!
以上、この記事が誰かの参考になれば幸いです。
また別の記事でお会いしましょう!
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