
うちで飼ってる犬が散歩に行くとよだれが垂れてくるんだよね…。



よだれで部屋が水浸しになったわ…!
という人のための記事です。(水浸しはないだろ…。)
愛犬は元気なのに、よだれが止まらないという経験をした人も少なくないでしょう。
私もその一人でしたので、体験談をもとに原因と対策を説明していきます。



ぜひ最後まで見ていってね!


犬のよだれが多いのはなぜ?意外な原因を解説


犬のよだれが多いイメージを持たれる人は多いと思いますが、原因を知っている人は少ないです。



そういえば、なんでよだれが多いのかよくわからないな?
よだれを出していても本人は元気なことが多いので、深刻化することが少ないから原因を知ろうとしないのです。
ですが、よだれも出したくて出している犬は一人もいないので、飼い主として原因を知ることはとても重要なのです。
犬がよだれを出す原因は主に
- 興奮
- 体温調節
- ストレスや不安
- 口の中のトラブル
- 中毒症状
などがあります。



順番に見ていこう!
よだれの原因①犬のよだれの約9割は興奮によるもの
個人的に犬のよだれの9割は、興奮からくるよだれだと思います。
【犬のよだれが多いのはなぜ?意外な原因を解説】の導入でも話した通り、よだれを出しても本人は元気なことが多いです。
これは、興奮によるよだれが圧倒的に多いからなのです。
犬を飼っている人は思い出して欲しいのですが、遊んでいる時やお散歩に行ってる時によだれを出す時が多いと思いませんか?



そう言われてみれば、確かに遊んでる時によだれが多いかも。
と言う人も少なくないと思います。
- お散歩の時
- 遊んでいる時
- ご飯を待っている時
- 他の犬に出会った時
など、犬が嬉しくて興奮する要素が詰まっている時によだれをダラダラと垂らします。
うちのコーギーもお散歩の時に他の犬に出会ったら



こんなよだれ出してて大丈夫!?
と心配になるくらいよだれを垂らします。笑
それでも本人は



何?なんでそんな深刻そうな顔してるの?キョトン
という顔を毎回しています。
元気なのはとてもいいことなのですが、毎回心臓に悪いです…笑。
なので、愛犬のよだれが異常に垂れていても慌てずに本人の状況を確認しましょう。
よだれの原因②犬の体温調整は、口と鼻でしかできない
犬は汗をかくことができないので、基本的な体温調節は口と鼻でします。(正確には足の裏に少量の汗腺があります)
犬種によりますが、コーギーは寒さに強く暑さに弱い性質があります。
暑くなってくると、よくハアハアと息が荒くなる行為があると思います。
あれはパンティングと言って、体内の熱を外に逃すための大事な行為なのです。
鼻を濡らして体温調節もしていますが、表面積が小さいので効果は限定的です。
なので、



僕の体温調節のほとんどは、口で行っているよ!
この体温調整の際に、よだれが垂れることがあります。



口を開けて舌を出して呼吸することで熱を放散し、その過程で口の周りが湿ってよだれになっているんだね!
よだれの原因③ストレスや不安でよだれが出るのは自律神経の乱れによるもの
犬は人間と同じで、ストレスや不安を感じると自律神経が乱れます。
※自律神経とは、興奮状態の交感神経(闘争・逃走反応)とリラックス状態の副交感神経(休息と消化反応)に分けられます。
人間でいう、イライラしたり眠れなかったりの感情のことを指します。
犬がストレスや不安を感じると、興奮状態の交感神経が活性化され、これにより唾液腺が刺激されます。
唾液腺の刺激=唾液の分泌が増えるという構図になるのです。



愛犬を叱ったら唾液が止まらなくなった!なんかの病気かも!?
と慌てなくても大丈夫です。
これは緊急事態に備えている防衛本能として、ごく自然な反応になりますので、落ち着けばすぐに治ります。
もちろん個体差があるので全てのケースに当てはまるとは言えませんが、様子を見ても特別問題ないでしょう。
よだれの原因④口の中のトラブルは、よだれと口臭で判断しよう
次によだれの原因として考えられるのは、お口のトラブルです。
よく、犬の口は臭いという人がいますが、これは異常なことであるとまずは覚えておきましょう。
犬は歯周病などのトラブルが起きると、炎症や痛みで唾液成分が過剰になり、よだれが多くなったり口臭がキツくなったりします。



人間の歯周病はよく聞くけど、犬も歯周病になるの?
と疑問に思う方もいると思いますが、犬も歯周病になります。
犬の歯は虫歯になりづらいと言われていますが、歯周病になる確率はかなり高いのです。
アメリカ獣医歯科学会などのデータによると、3歳以上の成犬の約8割が何らかの歯周病を発症していると発表しています。
主に歯の小さい小型犬や高齢の犬に発症率が高くなる傾向があります。
毎日歯を磨いている人間でさえ、成人の約60〜70%が歯周病を経験していると言われているので、



犬にとって、歯周病は切っても切れない関係
とも言えるでしょう。
対策としては、毎日歯を磨いてあげることと歯の定期検診ですね。
基本的に犬の歯科検診は獣医師がしてくれるので、愛犬の歯科検診をしたことない人は、かかりつけ医に相談してみましょう。
よだれの原因⑤中毒性のある食べ物を食べてしまった
このよだれの原因が一番怖いですね。
犬が中毒症状を起こす食べ物は何種類かあります。
代表的なものでいうと
- チョコレート
- ブドウ(レーズンも含む)
- 玉ねぎ
- にんにく
- キシリトール
- アボカド
- アルコール
- マカダミアナッツ
などがあります。



えっ、ぶどうもダメなの!?
と犬を飼う前の私も驚いた経験があります。
チョコレートや玉ねぎなどは、食べさせてはダメとよく聞きますが、今まで聞いたことのない食べ物もあるかと思います。
犬は上記のような中毒性の食べ物を食べると、初期症状としてよだれが出る場合があります。
その後に成分によって異なる症状が出てくるのです。
これは命に関わる可能性があるので、様子を見ては絶対にいけません。
いつもと愛犬の状態が違く、中毒性のある食べ物を食べた可能性がある場合は、すぐに病院に受診しましょう。
まとめ:病院に連れて行くかは、シチュエーションによって判断しよう


重要なのは、なぜよだれが出ているかを瞬時に判断することです。
判断すると言うことは、原因を事前に把握していなければいけません。
例えば
- 他の犬に出会って興奮している→様子見
- 口の中をしきりに気にしている→なるべく早いうちに病院に連れて行く
- 料理中に目を離すと玉ねぎが散乱していた→早急に病院に連れて行く
など、細かなシチュエーションによって飼い主の判断が問われます。
無知は罪になりかねないので、愛犬の健康のために日頃から知識を身につけておきましょう。



長く一緒に健康でいるために、僕を守ってワン!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
少しでも皆さんの参考になれば幸いです。
それでは、別の記事でお会いしましょう!


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