こんにちは、投資家コーギーほたてです。
投資をはじめたての人は、

YouTubeで投資の動画見てるけど、専門用語が多くてよくわからないよ…。
と、つまづいてしまい、投資の入口から引き返す人も少なくないでしょう。
かくいう私も、



PER?インカムゲイン?なんだそりゃ?
状態でした。
人間は、初めて関わる言葉に拒否反応が起こりがちですが、しっかりと優しく教えていきます。
この記事を見てもわからない場合は、問い合わせフォームから聞いていただければ答えますので、どしどし問い合わせてください。(あまり来たら時間かかるかも…。)


インカムゲイン(不労所得)とキャピタルゲイン(労働所得)について


まずは、投資ニュースなどでよく聞く、「インカムゲイン」と「キャピタルゲイン」を解説していきます。
見出しにて、インカムゲインは不労所得、キャピタルゲインは労働所得と書きました。



株で労働所得って何?
と思っているそこのあなた。
これは、あながち間違いではないのです。
次章にて詳しく解説していきますので、一緒に見ていきましょう。
インカムゲイン=不労所得は、なぜ成り立つか
インカムゲインの定義として、資産を保有している間に得られる定期的な収益のことを指します。
資産を保有している間に得られる定期的な収益=配当金のことを指します。
なので、インカムゲイン=配当金と思っていただいても問題ありません。(不動産家賃や債券の利子などもありますが、ここでは省きます。)
要は、



株を持っているだけで、気がついたらお金が入金されてた。
みたいな感じです。
これが、インカムゲイン=不労所得の概要になります。
まとめると
インカムゲイン=配当金=不労所得
になります。(まとまってるか…?)
もちろん、配当金を出していない企業もあるので、全部が全部、株を保有しているだけでもらえるわけではありません。
そこは、しっかりと確認してから投資を行いましょう。



インカムゲインは育てるって言う表現をするけど、金の卵を産むニワトリをイメージして大事に育ててね。
上記を踏まえて、さらにまとめると
インカムゲイン=配当金=不労所得=金の卵を産むニワトリ
ということになるんです!(だから、まとまってないって!というツッコミは禁止にします…。)
キャピタルゲイン=労働所得とは、どういうこと?



労働所得というのは、汗水垂らして稼ぐお金のこと。株を労働所得というのは、けしからん!ぶつぶつ…etc.
みたいに思っている人がいたら、すみません。
株は「楽して稼ぐギャンブル性の高いもの」という認識を持っている人も多いと思いますが、
キャピタルゲイン=労働所得の式が成り立ってしまうのです。



それはなぜか、解説していくよ。
まずは、キャピタルゲインとの定義として、資産を売却したときに得られる売却益のことを指します。
要は、



持ってる株を売ったら、買った時よりも高く売れた!ヒャッハー
という時にキャピタルゲインという言葉を使います。(負けても使います。)
短期トレード(デイトレ)で利益を出すには、
- トレード外での情報収集
- 9時〜15時半で開いている市場に張り付く(日本時間)
- 数秒後、数分後の株価を読んで、頻繁に売買を行う
が必要になります。
結論、24時間株のことを考え、株と結婚することでしか、利益を得ることはできません。(投資家コーギーほたて調べ:エビデンスレベル低)
「労働者よりも労働していること」、これが
キャピタルゲイン=労働所得
と言われる所以になります。(まあ、私が勝手に言っているだけですが…。)



ちなみに、短期トレードで利益を上げられる人の割合は、1〜10%程度と言われているよ。
なので



私は短期トレードで、爆益億万長者を目指すわ!
と考えている人は、一旦落ち着いて、歯を磨いて、寝てから、投資しましょう。
PER、PBR、ROE、仲良し三兄弟


次は、みなさんが拒否反応を示す、英語の略語になります。
英単語を見ると、



夢に、AとBとCが手を繋いで迫ってくる〜。
となっていませんか?
安心してください。
これから説明していきますので、気がつくと



夢に、PとEとRが重なって、株の取引を手伝ってくれてる。
になることでしょう。(何言ってんだ…。)



公表されているこの3兄弟を見ると、その株価が「割安」か「割高」かが、ざっくりとわかるようになるよ!
それでは、詳しく見ていきましょう。
PER (株価収益率)は、割安株を見つける基準
PER(株価収益率)の定義は、株価を1株当たり純利益(EPS)で割ったものになります。



? ? ? なんか新しいの出てきてないか?
ここで初登場EPSくん、詳しく書くと、
EPS=当期純利益÷発行済み株式数(覚えなくよし)
となりますが、正直これは覚えなくても大丈夫です。
大事なのは式ではなく、これが何を意味しているかなのです。
PERは、その企業の株価が利益に対して高いか低いかがわかります。
わかりやすくいうと、15倍を基準に、それよりも高ければ割高、低ければ割安になります。



詳しくいうと、業種(セクター)によって基準は多少異なるんだけど、細かくいうとキリがないから、万株(万人)に当てはまる15倍で考えたらいいよ!
どうでしょうか、これで少しは投資用語が身近になったのではないでしょうか。
まだまだいきますので、迷子にならずについてきてください。
PBR (株価純資産倍率)は、割安株を見つける指標
タイトルを見て、



あれ、PERと同じタイトルじゃね?
と思ったそこのあなた、とても鋭いですね。
そうなんです、PERもPBRも、割安株を見つけるときに必要な指標なんです。



いわば、兄弟みたいなもの!この2つの指標は、一緒に見ることが多いよ。
PBR(株価純資産倍率)は、株価を1株あたりの純資産(BPS)で割ったものになります。



また新しいのが出てきた〜…。
大丈夫です、BPSも覚えなくていいです。
ですが、一応紹介しておきますね。
BPS=企業の純資産÷発行済みの株式数(覚えなくてよし)



正直僕も、EPSとBPSについては、対して覚えてないよ笑
話をPBRに戻しましょう。
PBRは、会社の資産価値に対して、株価が割高か割安かを判断する指標になります。
PBRの基準として、1倍未満だったら割安、1倍以上だったら割高であると判断されます。
PERとPBRは、これだけ覚えておけ
散々PERだEPSだBPSだと言ってきましたが、この2つの指標に関しては
PER
割安<15倍<割高
PBR
割安<1倍<割高
これだけを覚えていけば完璧です。
ここで、投資の神様「ウォーレン・バフェット」の師匠であり、バリュー投資の父として知られる、「ベンジャミン・グレアム」が
PER×PBRが22倍以下なら割安 byベンジャミン・グレアム
と言っていたので、付け足しおきます。



とてもわかりやすくて、これなら私でも理解できそう!
と喜んでいただければ嬉しいですが、あくまで基準なので盲信はしないようにしましょう。(さっき、これだけ覚えれば完璧って言ったのに…。)
ROEは、その企業が効率的に利益を出しているかを見る指標
これまで、PERとPBRに熱を注いで書いてきたので、ROEについては、さっくりと説明していきます。



ROEがかわいそうだから、しっかりと説明してあげなよ
という声も聞こえてきそうなので、やっぱりちゃんと説明しますね。(それなら、最初からそうしろ!という声は無視します…。)
ROEは、企業が株主から預かったお金(自己資本)をどれだけ効率的に使って利益を生み出しているかを示しています。
簡単にいうと



株主の投資に対するリターンの効率性を測るもの
になります。
式で書くと
ROE=当期純利益÷自己資本×100(%で表示)
になりますが、この式も覚えてなく大丈夫です。
ROEは、テンションと一緒で、高ければ高いほどいいです。(私は、テンションが高いとうるさいと言われますが…。)



高ければ高いほどいいって、基準はどれくらいなんだ?
日本株でのROEの基準は、10%前後で効率がいいと言えるでしょう。



僕の基準としては、7%超えてたらそこそこいいねって思うよ!
個別株を買うときは、PER、PBR、ROEをうまく使って、健全で優良な企業を見つけよう!
配当性向と配当利回りは、将来付き合っていけるかの指標


株というのは、男性から見たら妻(彼女)、女性から見たら夫(彼氏)と同じだと思うんですよね。



何言ってんだ、このコーギーは…。
と思っているそこのあなた、ちょっと考えてみてください。
私は、長期投資(死ぬまで一生持つこと)を目的に株式を保有しています。
これは、夫よりも夫、妻よりも妻ということなんです!(自分でも何言ってんだろうと、たまに思いますよ、たまに…。)
極論、投資歴が長くなると



一生付き合っていける株式に求婚して、将来を共に歩んでいこう!アイラブユー!
という考えに行き着くんですよね。
これを私は、投資家ーズハイと呼んでいます。(何言ってんだ、このコーギーは…part2)
配当性向と配当利回りは、将来一緒に歩んでいく上で大切な性格なのです。
それを踏まえて、それぞれ詳しく見ていきましょう。
配当性向は現在、どれくらいの余力で配当金を出しているか
配当性向とは、企業が稼いだ利益のうち、どれくらい株主に配当として還元しているかを示す割合になります。
式としては、
配当性向(%)=1株当たり配当金÷1株当たり純利益×100
と表されますが、これは覚えなくていいです。



じゃあ、さっき教えてもらったROEと同じで、高ければ高いほどいいんだね?配当性向120%を探すぞぉ!!
よし、ちょっと落ち着きましょうか。
配当性向は、高ければ高いほどいいというわけではありません。
配当性向が高いということは、全力で配当金を株主に還元しているということなのです。
これを聞いて、



全力で株主に向き合ってくれているから、それはいい企業ってことじゃないの?
と思ってしまう気持ちもわかりますが、裏を返せば



息切れしながら、全力でボールを投げ続けているようなもの。
なんですよね。
要は、長くは続かないということなんです。
基準としては、40%前後がまだ余力もあり、株主還元にも重きを置いていると言われています。
40%前後であれば、今後の増配にも期待できますし、世界経済が不況になった際も、破綻せずに安定した配当を期待できます。
今後、一生共にする相棒を選ぶんなら



今もそこそこ君(投資家)に貢いでるけど、まだまだお金(配当金)払えますよ?
って言ってる企業を選ぼうね。
配当利回りとは、株価に対してどれくらい配当を出しているかを見る指標
配当利回りとは、企業が支払う配当金を株価がで割ったもので、投資した金額に対して、どれだけの配当が得られるかを表す指標です。



配当金は、何もしなくてももらえるお金だから、これも高ければ高いほどいいんだね!?配当利回り100%どこだぁぁぁ!
配当利回り100%の企業があったら、私も全額その株を買うのですが…。
そんな企業は、残念ながらありません。
一般的に、配当利回りが4%を超えた銘柄を高配当株と呼んでいます。
これを見て



たった4%か…。消費税でさえ10%あるのに…。
そう思ってる人も多いかもしれませんが、株式を保有しているだけでもらえるので、4%は高いと言えるでしょう。



配当利回り4%は、1000万円投資したとして、毎年40万円が懐に入ってくる計算だよ。これは、何もしなくても入ってくる不労所得と言えるね!
これも適正基準として、5%未満がいいと言われています。
ただし、配当利回りは株価によって上下するので、その日によって異なってきます。
昨日は配当利回り3.5%だったのに、今日は3.2%に下がってる…、なんてのはザラにあります。
また、リーマンショックやコロナショックなどでは、全体の株価が下がったので、一時的に配当利回りが高くなりました。



だったら、こういった世界不況の時に株を買えばいいってことだね?
確かにそうなんですが、こう言った不況は数年に一回しか来ないため、待っていたら日が暮れてしまいます。
なので、普段の基準としては、4%と覚えておいて間違いないでしょう。
ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析は、エリートサラリーマン


ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析は、今後の株価を予想する上でよく使われる投資用語になります。
ファンダメンタルズ分析とテキニカル分析について、軽くまとめたので見てみてください。
ファンダメンタルズ分析 | 国や企業の財政、財務状態を示す指標に着目して 為替や株価の本質的価値を予測すること |
テクニカル分析 | 過去の値動きをまとめたチャートの値動きに 注目すること |
一般的にファンダメンタルズ分析は長期的な投資に向いており、テクニカル分析は短期的な投資に向いているといわれています。



それでは、2つの投資用について詳しくみていくよ。
ファンダメンタルズ分析は、現在の企業の状況を知る方法
ファンダメンタルズ分析という言葉は難しく、少し拒否反応が出るかもしれませんが



周りの環境(世界経済の動向)やその人(企業)をみて、総合的に判断しよう。
と言ってるのと同じになります。
長期的な視点でよく使われると言われていますが、
周りの環境(世界経済の動向)なんて毎年変わっている
なんで、私はそんなに相関性がないと思っています。
もちろん私も、長期投資をメインにしていますので、ファンダメンタルズ分析を使いますが、



みんなが買うような、その年にイケイケの銘柄は買わないようにしているよ。



えっ、ファンダメンタルズ分析でいい銘柄を買うんじゃないの!?
と驚く人もいると思いますが、確かにそうはそうなんですが、私は15年、20年先を見据えて投資をしています。
ここで大切なのが
- その年に好調ということは、来年不調になる可能性がる
- 高いときに掴むと、下がった時の下がり幅が大きい
- みんながイケイケの時は慎重に
なんですよね。
あくまで私自身が持っている投資信条になりますが、これはとても大事だと感じています。
わかりやすい例で言うと、昨今の銀行株ですね。



そういえば、日銀の利上げ→銀行金利が上がる→銀行の利益が増える可能性が高い→銀行株の株価が上がるってことになってるね。
銀行株は現在、過去最高値を更新している企業も多数あります。
言い方を変えるなら、上場して以来、今が一番高い株価になっているんです。
もちろん、今後も伸び続けるかもしれませんので、一概には言えないかもしれませんが
私に言わせれば、必ず下落する時がきます。
その時に、最高値で購入していると、下落率がえげつなくなり、心が壊れてしまいます。(経験あり)



過去の失敗を踏まえて、この投資スタイルに行き着いたよ…。
投資の神様ウォーレン・バフェット氏が
他人が貪欲なときは恐る恐る、他人が恐れているときは貪欲に
という投資格言を残したくらいだから、私の行動もあながち間違ってはいないかなと思いますので、ぜひ参考にしてみてください。
テクニカル分析は、次に起こる事象を過去の経験をもとに分析する方法



やっと最後か…
と思った人、あと少しなので一緒に頑張っていきましょう。
テクニカル分析は、デイトレードなどの短期トレードで使用されることが多いので、私はあまり使っていません。
長期投資家にとってはあまり使わない言葉ですが、投資系YouTubeなどでよく聞く言葉なので、理解するために覚えてみましょう。
テクニカル分析とは



過去に同じような新商品ニュースが出た時に暴騰が起きたから、今回も同じように起きるだろう。
と考える分析になります。
投資の世界で、過去に起こったことは、もう一度繰り返されるという考え方があります。
その考え方を言葉にしたのが、テクニカル分析というわけなんです。
もちろん、同じことが起きない場合もあるのであくまで予想にはなるのですが、
知っていて損はないでしょう。



よし、テクニカル分析を使って、爆益億万長者を…etc.
二度目なのでツッコミは控えさせていただきます…。
忘れた方は、キャピタルゲインの項目に戻って読み直してください。
長期投資家にとって、テクニカル分析はあまり使わない指標になりますが、一応覚えておきましょう。
まとめ:投資用語を覚えて、投資への基盤を作ろう
みなさん、お疲れ様です。
今まで関わってこなかった言葉を見てきたので、脳の疲労が蓄積されていることでしょう。
それでも、今回勉強したことは必ず皆さんの血となり肉となるでしょう。
この投資用語9選を考えずにスラスラと出てくるようになってくる頃には、皆さんの資産が増えていることでしょう。
最近は、気持ちが暗くなるような日本のニュースが後を絶ちませんので、もう国は自分を助けてくれない、と考えていた方がいいかもしれません。
その考えに至ることで、



国に頼らないで、投資や節約などの自助努力でなんとかしよう!
となるわけです。
そこで必要になってくる基礎が、今回の投資用語9選になります。
細かくいうと、もっとたくさんの投資用語がありますが、まずは大切なこの9つを覚えていきましょう。
それでは、また別の記事でお会いしましょう。
手数料無料!松井証券のNISA

コメント
コメント一覧 (6件)
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[…] まず日本高配当株とは、株価に対して高い配当金が得られる株のことを言います。利益を上げた企業が株主に対して毎年配当金という名前で利益の一部、または全てを還元します。安定した企業の株を購入すると毎年安定した配当金を得られ、不労所得が得られる仕組みとなっています。高配当の基準としては配当利回りが約4%以上の銘柄のことを言います。特定口座で取引を行う場合は上場株式の配当金(大口株主以外)に対する源泉徴収税率は、合計20.315%(所得税および復興特別所得税15.315%、住民税5%)です。NISA口座で取引を行う場合は生涯で1800万円(年間つみたて投資枠120万、成長投資枠240万上限)まで税金がかからない仕組みとなります。日本高配当株はこのインカムゲインとキャピタルゲイン両方を得られる銘柄になりますが、日本の企業は現在の米国株のように右肩上がりに株価が上がる銘柄は多くないです。配当金を配るということは企業が成長し切っていることが多いので基本的にはインカムゲイン狙いで買う銘柄となります。ただし、株価が横ばいだったとしても長期保有することにより継続的なインカムゲインが得られ、かつ現金が必要な時は売却してキャピタルゲインも得られる優秀な株式となります。インカムゲイン、キャピタルゲインの用語がわからない場合はこちらをご覧ください。 […]
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